メディケアとは、65才以上の高齢者と障害者のための医療保険で、国が運営する制度です。メディケアを受給できるのは下記の条件を満たす人です:
- 65才以上で、アメリカ居住5年以上の、アメリカ市民権または永住権保持者
- 65才未満の身体障害者で、一定の資格を満たす人
- 末期の腎臓病またはLou Gehrig病(筋萎縮性側裂索硬化症)の人
メディケアには下記の4つのパートがあります:
パートA:入院費用をカバーします
パートB:入院以外の外来医療サービスをカバーします
パートC:メディケア・アドバンテージとも呼ばれます。HMOやPPOなどのネットワークを通して、メディケアパートAとパートBを含めた医療保険を、民間の保険会社が代行して提供するものです。パートDもついているプランがあります。
パートD:処方箋薬をカバーします。パートDへの加入は、民間の医療保険会社を通して行います。
パートAは、ソーシャルセキュリティー受給資格者(10年以上の納税者)か、政府機関で働き、規定のメディケアTAXを支った人などには無料です。夫や妻がメディケアTAXを納税していれば、働いたことのない配偶者も、夫や妻のクレジットを使ってメディケアに加入できます。10年以上の納税をしていない人は、年数に応じて、有料で加入できます。(全く納税していない人の2020年のパートA保険料は、月額$458)
パートBとDは、有料です。パートCはプランによりますが、パートCに加入するには、パートAとBに加入していることが前提条件です。
すでに、ソーシャルセキュリティーを受け取っている人には、65歳になると、自動的にメディケアのパートAとパートBのIDカードが送付され、パートBの保険料はソーシャルセキュリティーのベネフィットから差し引かれます。まだソーシャルセキュリティーを受け取っていない人は、お近くのソーシャルセキュリティー事務所で、メディケアAとBの申請手続きをしてください。AとBの手続きが完了しましたら、メディケアを取り扱っている保険代理店にて、パートC、または、パートD、メディケア・サプリメント保険などに申請することができます。
メディケアでカバーする医療サービスには限りがあり、自己負担分もあります。これらのギャップをカバーするための保険が、メディケア・サプリメントとか、メディギャップと呼ばれる保険です。
メディケアへの加入は、決められた申請期間内に手続きをする必要がありますので、ご注意ください。申請期間をのがすと、ペナルティーがかかります。申請期間は、個人によってことなりますので、65才になる3ヶ月前までには、ソーシャルセキュリティー事務所、または、保険代理店にお問い合わせください。
弊社では、カリフォルニア、オレゴン、ワシントン州にお住まいの方が対象の、メディケアアドバンテージ、メディケアサプリメント、メディケアパートDを取り扱っております。メディケアに関するご相談はご質問フォームでどうぞ。
アメリカに移住されてから5年経過していないため、メディケアに加入できない方は、お住まいの州の居住者用健康保険に加入できますが、その他に、下記のような保険もご利用可能ですので、ご検討ください。
<Disclaimer> We do not offer every plan available in your area. Currently, we represent 7 organizations which offer 187 products in California, 5 organizations which offer 42 products in Oregon, and 5 organizations which offer 69 products in Washington state. Any information we provide is limited to those plans we do offer in your area. Please contact Medicare.gov or 1-800-MEDICARE to get information on all of your options